携帯電話とスマートフォンの歴史を学ぶ
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photo by ちるぼー |
携帯電話の歴史
当たり前のように手にしているスマートフォン。
今のスマートフォンの形になるまでには先人のすばらしい発想によって進化してきました。
まず始めに携帯電話なるものはいつ世の中に姿を現したのでしょうか?
1946年にアメリカ、ミズーリ州のサウスウエスタン・ベル電話会社から初の移動体電話が販売されていました。
これは携帯電話ではなく、無線電話のようなものです。
相手か自分かが話しをしている時はもう一方は黙っていなければ通話できなかったそうな。
ただ移動体という点では現代の携帯電話の根源(ルーツ)と言えるでしょう。
そして日本では1970年代頃、自動車電話なるものがありました。
これは自動車に搭載する電話ですが、今で言う家の電話の親機みたいなものでした。
NTTよりレンタル専用で出されており肝心の料金ですが
保証金20万円 月額使用料は3万円でした。
通話料金は6秒で10円です。
これは一般人はとても持てるものではなかったそうですが、主に官僚やお金持ちのビジネスマン達が使っていたようです。
高級車のオプションとしても売り出していたようです。
自動車の中限定ですが一応携帯電話の走りになるでしょう。
そして1985年に国内初となる携帯電話『ショルダーフォン101型』というのがNTTより一般に向けて発売されました。
約40年ほどまえですが、かなり最近ですね。
これは肩からぶら下げるタイプの携帯電話で、重量はなんと3キロもありました。
最初はレンタル専用で肝心の料金携帯は
保証金20万円 月額使用料は2万6000円でした。
8時間充電して40分ほどしか使用できなかったそうです。
バブル当時の状況ではものすごく画期的なアイテムだったこと間違いありませんね。
小型携帯電話の登場
1987年には早くもハンディタイプのものが登場します。
NTTより『TZ-802型』が発売。
これは重量なんと900グラムです。
3分の1のおもさになり、連続通話時間は60分にのびました。
肝心の料金は
保証金10万円 月額使用料は2万3000円でした。
大きさや使い勝手からこれは完全に『初代携帯電話』といってもいいでしょう。
1990年代に入り携帯電話に続き姿をあらわしたのが『ポケベル』です。
若者にも普及し、一世風靡します。
ここから大きく時代がかわることになるのです。
NTTドコモを始め、関西セルラーやIDO(今はau)といった会社の参入により、携帯電話の市場は大きくなっていきます。
そして料金携帯も見直されていき、一般の人にも持ち易くなっていくのです。
携帯電話からスマートフォンへ
ある程度携帯電話も進化を遂げて普及されていきますが人間の欲求は止まる事を知りません。より便利に、よりいい物をと。1994年にアメリカのIBM社より『IBM Simon』が発売されます。
これは驚くべき事にタッチパネル搭載でした。
その時はスマートフォンという名称はありませんでしたが 1996年にNokiaが
『Nokia 9000 Communicator』を生み出します。
この後より従来の携帯電話よりもすごい、頭のいい携帯電話つまり
『スマートフォン』
という名称が誕生するのです。
小さくて手軽の意味のスマートではなく由来は利口な意味のスマートなのです。
I phoneの台頭
おなじみのi phoneが登場するのは2007年になってからです。Apple社より発売されたものは通信手段の違いから日本では未発売となっていました。
スティーブ・ジョブス(Steven Paul "Steve" Jobs)
の存在はあまりにも有名ですが彼がi phoneを作るにあたり今までのものではないものを想像していました。
感覚的に直感的に操作することを考え。
今では大人から子供まで世界中でi phone 片手に過ごしています。
スマートフォンを操作しながら思う事は少ないかもしれませんが、ふとしたときに
なぜ存在するのかを考える時間も必要なのかもしれません。
なぜなら現代においては切っても切れない存在になっているからです。
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